円形脱毛症について:カテゴリー
円形脱毛症の見分け方
自分の頭に髪の毛の無い部分を発見した時、一瞬ドキッとします。でも、これが円形脱毛症なのかどうかは、まだわかりません。
単に子供に頃に作った傷跡なのかもしれません。円形脱毛症かどうかをチェックするには、まず、その髪の毛のない部分をよく観察してみて、それが円形、あるいは楕円形であるなら円形脱毛症の可能性が高いと言えます。まれにオーストラリア大陸のようなカタチの場合もあります。
さらに、その周辺の髪の毛を引っ張ってみて、なんの痛みもなく次々に髪の毛が抜けるようなら、ほぼ間違いなく円形脱毛症と見て良いでしょう。
円形脱毛症で抜けた髪の毛を観察してみると、根本が貧弱で細く尖っていたり、ある部分で髪の毛が鋭角に折れ曲がっていたりしており、普通の抜け毛とは、その髪の毛の様子が明らかに違います。
その他の脱毛症
ここでは円形脱毛症以外の脱毛症について少しだけ勉強してみましょう。
さて、ひとくちに「脱毛症」と言っても、実にさまざまな種類があります。男性ホルモンの影響である「壮年性脱毛」、物理的障害による脱毛。前述した女性に多い「びまん性脱毛」などは、感染症が原因となって全体的に脱毛していくものです。
「壮年性脱毛」という種類は、遺伝的要素を持つ男性が、思春期以降にその症状が現れ始めます。
男性ホルモンのテストステロンが過剰分泌され、毛乳頭の5α-リダクターゼという酵素と結び付いた結果、髪の毛の成長が邪魔されること(ヘアサイクルが乱されること)で発症します。成長を阻害された髪の毛は、休止期から成長期に移行しない毛根が増え、生え替わりがスムーズにできなくなり、だんだんと薄毛になるのです。
また、数が少ないですが、同様の症状は女性にも発症する場合があり、特に中年女性のにおいて多く見られます。
円形脱毛症に類似した症状
円形脱毛症に類似した症状に「トリコチロマニア」と呼ばれるものがあります。
トリコチロマニアとは脱毛症とは全く違うもので、爪を噛んだり、指を吸ったりという、いわゆる「クセ」の種類の一つです。抜毛癖とか、抜毛症とも言われており、無意識のうちに自分で毛を引き抜いたりすることによって起きます。その時、チックと呼ばれる周期的に繰り返す筋肉の収縮などが同時に認められることもあります。
円形脱毛症の原因の一つに、精神的なストレス等がありますが、このトリコチロマニアの原因も精神的なものではないかと考えられています。特に小学生くらいの子供に発症する場合が多いようですが、円形脱毛症と同様に、性別や年齢を問わず発症する可能性を秘めています。
抜けた毛の先端は折れたように、あるいは引きちぎられたようにざらざらしており、円形脱毛症で抜け落ちたものとは根本的に様相が違っています。
円形脱毛症の種類4 全頭脱毛症・汎発性脱毛症
全頭脱毛症(ぜんとうがただつもうしょう)は頭全体の髪の毛が完全に抜けてしまうというパターンです。多発型の円形脱毛症が、次第につながっていき、最終的に頭全体の髪の毛が抜け落ちてしまう症状で、円形脱毛症の種類の中でも非常に治りにくい部類になると言われており、全頭型脱毛症の治療には相当の根気が必要なようです。
また、全頭脱毛症以上に症状の重いものとして、汎発性脱毛症(ばんぱつせいだつもうしょう)という種類の脱毛症があります。
円形脱毛症の種類の中でも最も治りにくいものとされ、頭髪はもとより、眉毛、まつ毛、ひげ、わき毛、陰毛、その他、体すべての毛が抜け落ちてしまう脱毛症です。
以前は「悪性脱毛症」という別名もあったようですが、毛のう以外には特に異常もないので、現在では、汎発性脱毛症と呼ばれています。
円形脱毛症の種類3 びまん型脱毛症
円形脱毛症というのとは少し違うのかも知れませんが、多くの文献等では円形脱毛症と一緒に紹介されています。
症状としては、頭全体に渡って抜け毛が拡がるパターン。女性に多く見られる種類の脱毛症で、一見、全体的に均等に髪の毛が薄くなってるように見えるが、実際にはたくさんのソフト系(?)円形脱毛巣が柔らかに拡がっていき、融合し、結果、頭全体が薄くなり、頭皮が透けて見えるようになります。
通常の円形脱毛症と違って、特定の場所の髪の毛が極端に抜け落ちるワケではなく、徐々に髪の毛が薄くなっていくので初めのうちはナカナカ自覚できません。
びまん型の原因としては、ストレスやダイエットによるホルモン分泌の異常、病気や薬剤の使用など、何らかの原因が考えられます。
びまん型は原因を取り除くことによって改善できるとも言われているので、諦めずに自分の生活習慣を見直してみましょう。
円形脱毛症の種類2 多発型円形脱毛症
同時多発的に頭のあちらこちらで単発型円形脱毛症が繰り返し発生するケースが「多発型円形脱毛症」です。
ようするに10円ハゲが大量発生する症状で、その一つ一つは大小様々、またカタチも様々。それらが各々勢力範囲を広げていって、隣り合った円形脱毛巣どうしが合体して、徐々に{地図っぽく}なっていったりもする。見た目にはかなり病的でイビツな印象となります。
念ながら、治りにくいタイプの円形脱毛症です。と言うか、多発する10円ハゲの1個1個はある程度の期間が過ぎれば治るのですが、円形脱毛症にも《世代》というものがあり、一つが治っても、まだたくさんのハゲが残っているし、治ったと思ったら、また別の場所で新たなハゲが発生したりして、まさに《命のリレー》的な様相を呈し、宇宙の真理などに思いを馳せずにはいられなくなります。
適切な治療を施せば、半年から2年ほどで完治する場合が多いようですが、場合によっては10年以上かかるケースもあるようです。
円形脱毛症の種類1 単発型円形脱毛症
読んで字のごとく、頭に1個だけ円形脱毛症が出来るパターン。円形脱毛症の中で最も多く見られるのがこの「単発型円形脱毛症」です。いわゆる円形脱毛症と言ったら、世の大半の人はこのパターンを思い浮かべるのではないでしょうか・・・。
コイン大の脱毛症が1〜3箇所くらいできるタイプです。
発症の年齢は、子供から老人までと幅広く、また男女別の比率でも、ほぼ同じくらいの比率で発症します。
「あ〜、はいはい。円形脱毛症ね。大丈夫すぐ治るよ」なんて無責任な気休めが蔓延するのは、皆、このパターンしか知らないから(だと思う)。
実際、1〜2ヶ月も我慢すれば、大半のケースでは自然に治るようです。
もし、単発型の円形脱毛症にかかってしまったら、クヨクヨせずに、むしろ「自分はラッキーだ」くらいに思ったほうが良いかも知れません。
円形脱毛症に付随する症状
円形脱毛症と一口で言っても実は様々な症状があります。髪の毛が抜け落ちると言う症状以外にも、それに付随する症状がみられる場合があります。
円形脱毛症を患う人々の約4分の1は爪に凹みや横筋が現れると行った症状がみられる場合があります。おもに貧血や極度の疲労など、身体に不調をきたした時などに爪に横筋が現れる症状が出やすくなります。
爪のくぼみがさらに進行するとスプーンのような状態にまでなることもあり、その場合はかなり重い貧血を起こしやすくなっていますので注意が必要です。
また、人によっては精神的にかなり落ち込み、人格にまで影響を及ぼします。鬱的な精神状態にまで追い詰められる場合もあるようです。
事実、筆者が円形脱毛症を実際に患っていた頃は、自分の運命や体質を呪い、周期的に「死んでしまいたい」という考えが脳裏をかすめていました。
円形脱毛症とは
円形脱毛症の兆候としては患部が鬱血したような、むず痒さを感じます。そして髪の毛を軽くひっぱってみると、何の抵抗もなく毛が抜けます。そうして自分で髪の毛を引っ張ってみて、どんどん髪の毛が抜ける間は円形脱毛症の症状が進行中だといえるでしょう。
患部(脱毛している部分)の頭皮は、周囲より若干凹んだような状態になっており、円形脱毛症が複数発生するような、多発性円形脱毛症といわれるような症状の場合はボコボコと月面のような見た目になり、見るからに病的な印象を与えるでしょう。また軽い発赤を伴うこともあるようです。
ひとしきり円形脱毛症が進めば、ある時、その進行がストップしその後、徐々に軟らかい毛が生えはじめます。そして次第に硬い毛がよみがえってくる場合が多いといわれています。髪の毛の抜けている部分が一箇所などの比較的症状が軽い円形脱毛症の場合は、放っておいても自然治癒するようです。